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外国に行かない若者

沢木耕太郎著「深夜特急」。
俺の愛読書のひとつだ。
この話は、
香港からロンドンまで、
バスで旅する物語で、
いわゆるバックパッカーの視線で書いた話だ。

昔は若者のバックパッカーが結構居て、
世界中に日本の若者が散らばって旅していた。
バブル景気の日本では、
若者は旅行会社のパックツアーで、
リゾート地を中心に世界に飛び出していった。

しかし昨今。
外国に旅する若者が居ない。
その最大の理由は不景気で、
旅なんかしている状態では無いと言う事だ。

先日ある大学生と話をした。
彼が言うには、
「旅するなら日本国内が良い。」
と言う。
その理由を尋ねると、
「経済的な事はもちろんの事、
社会情勢から旅なんかしている余裕は無い。」
との事。

さらに、
これが大変興味深かったんだが、
最近の私立高校の修学旅行は、
外国へ行くのだそうだ。
事実上の修学旅行なんだが、
名目は短期留学だそうで、
一週間程度外国に行くのだそうだ。

彼の学校の場合、
ハワイへ行ったそうなんだが、
綺麗で賑やかな人工都市ホノルルに居たのは、
帰国する前日だけで、
それ以外は、
ハワイ島の田舎の施設に居たそうで、
「見るものは無いし、
食い物はマズイし、
当然ネットは使えないし、
二度と外国なんか行きたくない!」
と言っていて、
帰国したときに、
日本の素晴らしさを実感したそうだ。

確かに日本は、
田舎に行っても安全で食い物が美味い。
風光明媚なところがあちこちにあって、
情緒ある古い町並みもある。
日頃そんな中で暮らしていると感じないんだが、
訪日客の多さは、
それを実証している。

俺も外国に行きたいと思わない。
外国は昔、
数カ国に行った事があるが、
日本より魅力的な国は無かった。
成田に帰ってくると、
ほっとしたもんだ。

日本国内にはまだ、
行ったことが無い場所がいっぱいあって、
ワゴン車にバイク積んで、
車中泊しながら日本国中を旅したいと常々思っている。

世界は今、不安定だし、
日本の内需は相変わらず景気悪いし、
ネットで様々な情報は入ってくるし、
そりゃ若者が外国に興味を持って、
日本を飛び出してゆく理由は無いわな。
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倒壊の危険

こないだ、
いつも贔屓にしてくれる客から電話があって、
「物置の扉が外れて、中の物が出せないから直して欲しい。」
と連絡があった。
何でも先日起きた地震の影響で扉が外れたらしい。

スケジュールを調整して行ってみたんだが、
物置と言っても蔵みたいな大きな建物で、
確かに大きな扉が外れて建物内の物に被さっている。

建物に近づくと遠近感が何か変だ。
より近づくと建物がいびつに見える。
あれっ?と思って建物の側面に回ってみたら、
なんと建物が後ろに傾いている。
まるでのけぞっている様な感じで、
明らかに危険な角度だ。

建物後ろには、
人はあまり通らないが道があって、
建物がその道の方に向けて傾いているから、
倒壊したら間違えなく道路の上に崩れ落ちる。
万一人が居たら大変な事になる。

そんな訳で、
扉の事なんてどうでも良くなって、
まずは役所に電話して通行止めの処置をしてもらった。

解体となるとそれなりにカネが掛る。
まともな建物なら、
周りに足場を組んで、
屋根から解体してゆくんだが、
屋根に乗るのも何だが危険な気がする。
解体するにしてもアタマ使わないと安全に解体できない。
しかも通路が狭くて大きなユンボは入れない。
2トン車がギリギリ入るがどうかの狭さだ。

さて、どうしたものか。
と、俺が悩んでも仕方ないんだが、
このまま放置したら間違えなく危ない。
かと言って客は解体費用あるのか?

とりあえず保険屋に電話してみると言っていたけど、
保険が出たとしても、
十分な保険金が下りるとは思えず、
どうするんだか。

まぁその内、何か連絡が来るだろう。

マイレージを導入してくれ

俺の知り合いが、
1級の身体障害者になってしまった。
その原因は腎臓で、
定期的に人工透析を受けなければならなくなった。

腎臓が悪くなったのは糖尿とかでは無くて、
昔、心臓を患って以来、
ずっと投薬を続けていて、
その投薬が腎臓に負担をかけた結果、
腎不全に陥り、
定期的に人工透析をやらなければならなくなったそうだ。

一時期体調を崩していたが、
治療の結果良くなって、
日常生活を送るには何ら問題が無くなったが、
激しい運動などはダメで、
元々運動音痴だったから、
これまでと生活は何ら変わらないのだそうだ。

昔の人工透析は大掛かりであり、
身体的にも負担が大きかったのだけれど、
程度にもよるのだそうだが、
今は負担が少なくて済むのだそうだ。
それでも週に3回、
1回あたり3時間掛るそうで、
その辺りは負担になりそうだが、
パターンが決まってしまえば、
それに合わせた生活になるのだろう。

1級の身体障害者となれば、
いろんな減免措置や給付が受けられる。

ある意味うらやましい。

俺なんか風邪以外の病気に掛かった事も無く、
入院どころか、
病院に行った事は、
歯医者以外ほとんど無い。
歯医者とて数回で、
毎月高い保険料をむしり取られている。
持病といえば、
父親譲りの水虫ぐらいで、
こいつとて、
痛くも痒くも無い。

でもまぁ、
体に欠陥があると、
出来る事に制約が出ると言う事で、
やりたいと思った事や、
行きたいと思った所に行く事ができない。
自由が減ると言う事だな。
それなら、
健康で何でもできる方が良い。

でもいつも思うのは、
先述した通り、
ほとんど病院に行った事が無い者は、
病弱な奴の治療費を負担させられている様な物で、
健康で病院に掛かった事が無く、
高い保険料を支払っている者にも、
何らかの特典を付けて欲しい。
たとえば温泉旅館に宿泊できるとか。

厚労大臣には、
是非健康保険のマイレージ制度を導入して頂きたい。

不動産営業からタクシーに転職

知り合いで、
以前不動産営業やっていたんだが、
今はタクシードライバーになった奴がいる。

そいつは田舎から出てきて不動産屋に入り、
何年か不動産営業を経験した後、
数社を転々とした。
そして首都圏では大きな不動産屋に就職した。
建売屋だ。

この手の建売屋は一人の担当が、
仕入れから造成、建築、販売の手配をやる。
まぁ一軒の不動産屋みたいなものだ。

最初は真面目に仕事をしているんだが、
要領を得ると、
発注する業者からバックマージンをセせびる様になる。

そいつもご多分に漏れず、
一時は随分景気が良かった。
外車も買ったし家も買った。
だけど天網恢恢疎にして漏らさず。
不正が会社にバレた。

会社を辞めるか、
通勤困難な支店へ行くか選択を迫られ、
そいつは会社を辞めて田舎の仲介会社に転職した。

その会社は仲介がメインで、
報酬は50%のフルコミッション。
契約がなければ給料も無い。
クルマと燃料は自分持ち。
自営業みたいなものだ。
ブローカーと違うのは、
会社の看板を使えるってだけだ。

不動産不況の中、
当然仕事が上手く行くわけもなく。
経済的に詰まってしまった。
そこで不動産業界から足を洗い、
タクシードライバーに転職したと言う訳だ。

不動産営業からタクシードライバーに転職するのは多くて、
地理に詳しいから天職みたいなものだ。
以前ウチによく出入りしていた不動産営業マンも、
今は都内でタクシードライバーをやっている。
首都圏郊外で不動産営業をやっている時よりも、
タクシードライバーの方が収入が格段に良いのだそうだww。

自民党の間違った経済政策によって、
国内の不動産業、建設業はメタメタだ。
それなのに業界は自民党に献金している不思議。
自分の生活のクビを締めている奴に献金しているんだぜ?
アタマおかしいだろ。
まぁそれも幹部の癒着なんだけどな。

そんな訳でウチの会社は、
相変わらず安定した貧乏をやっているんだが、
年明けからちょっと規模の大きな外構工事を請け負ってしまい、
人手不足の我が社は、
また社長自ら3月末まで、
職人になるのであったww。

氷山へまっしぐら

前回のブログのつづき。
ウチの事務所が入っている区分所有建物の管理組合理事会理事会。
今期の理事会は木偶の坊揃いだと言う事。
しかも当管理組合は大きな問題を抱えている。
しかし今期の理事会はその問題に全く気がついていない。
だから悪い方へ進んでいる。

理事会は区分所有者である組合員の代表が就任している。
組合員だから一般人だ。
区分所有不動産のエキスパートでは無い。
しかも理事は二年毎に交代する。

管理組合は、
区分所有建物の建物や施設、敷地を管理する。
その資産総額は数十億になる。
これを組合員の代表である理事が管理するのだが、
理事は素人で、
素人が数十億園にも及ぶ資産を管理しているのだ。
考えてみれば恐ろしい事だ。

強い会社組織は、
それぞれの分野のエキスパートが長を務める。
だから最適で最良な経営を行い、
発生するトラブルを適切に対処して、
損害を最小に抑える。
こうした経験はデータとして蓄積され、
より強固な組織となってゆき、
安定した経営を続けてゆく。

一方、
区分所有建物の管理組合は、
素人の集まりだ。
中には建設業とか不動産業に従事している者が理事になる事がある。
その場合は心強いが、
今期のウチの理事会はド素人の集まりで、
頓珍漢な運営をしている。
既にこの半年で、
数百万円の無駄遣いをしている。
無駄遣いである事に気が付かないどころか、
それが正しいとして推進している。
これが企業組織だったら、
担当者は進退問題になり、
場合によっては首が飛ぶ。

俺は不動産屋だから、
区分所有不動産のヤバさを知っている。
区分所有不動産は運命共同体であり個人の自由が効かない。
船に例えると、
乗客が氷山をいち早く見つけて「やばい!」と気がついても、
クルーがド素人で危険を認知しなければ、
乗客一人では方向転換すらできずに、
氷山に向かっていてしまう様な物だ。

今の理事会は氷山の事を訴えても、
他人事だとし認知しない。
むしろ氷山向けて自ら舵を切っている。
多分この先も、
こんな様な状態が続くのだろう。
しかも高齢化も進んでゆく。

今の理事会のやばいところは、
間違った運営をしている事を指摘すると、
怒りだす所だww。
自分たちがやっている事が正しいと盲信している。
当然目のある組合員は理事会の運営を見ている。
来年開催される通常総会は相当荒れるだろう。

余計な口出しをしても、
バカ理事どもが反発するだろうから黙っていて、
俺はここから逃げだずべく、
事務所移転の機会を待つことにする。